第五回

これは、SSではありません。
巷で噂の”成分解析”というツールを使わせて頂いて作ったレクリエーションです
なお、”成分解析”ツールの配布元はこちらになります。

★カドルコア世代☆　http://tekipaki.jp/~clock/index.html

ミルファ「さあ！　もたもたしないで、どんどんいくよー！！　次は誰が行く？」
ささら　「じゃあ、私がやってみようかしら……」
貴明　　「い、いいの？　先輩？」
ささら　「ええ……ちょっと怖いけど、興味もあるし……　私の分析がどんな結果なのか見てみたいの」
愛佳　　「先輩……どんな結果が出ても、落ち込まないでくださいね。私たちが付いてますから」
タマ姉　「その時は、みんな仲間だから、ね？」
ささら　「あ、ありがとうございます……」
雄二　　「……姉貴……不幸仲間が欲しいのかよ……」

ぴっぴっぴ……

久寿川ささらの成分解析結果 :

久寿川ささらの34%は雪の結晶で出来ています。
久寿川ささらの24%は知識で出来ています。
久寿川ささらの17%はアルコールで出来ています。
久寿川ささらの6%は睡眠薬で出来ています。
久寿川ささらの4%は希望で出来ています。
久寿川ささらの4%は怨念で出来ています。
久寿川ささらの3%は蛇の抜け殻で出来ています。
久寿川ささらの2%は株で出来ています。
久寿川ささらの2%は愛で出来ています。
久寿川ささらの1%は毒電波で出来ています。
久寿川ささらの1%は毒物で出来ています。
久寿川ささらの1%は世の無常さで出来ています。
久寿川ささらの1%は税金で出来ています。

よっち　「うわっ、なんかいろんなのがいっぱい出てるんッスけど……」
花梨　　「『雪の結晶』と『知識』で半分くらいなんだよね。その辺はイメージ通りだねえ」
雄二　　「『雪の結晶』っていうのは、ほんとに先輩のイメージとぴったりですよ。白くて綺麗だし、なんかはかなげな感じですよね」
ささら　「は、はかなげ……ですか。そう言われても……」
愛佳　　「それより、『アルコール』と『睡眠薬』っていうのがなんだかとても不安なんですけど……　久寿川先輩は不眠症なんでしょうか……？」
ささら　「そ、そんなことありませんけど……何故ですか？」
タマ姉　「『アルコール』と『睡眠薬』を同時に服用すると、強烈な眠気が起こって一気に意識を失うの。睡眠薬でもよく眠れない人が時々使ってるんだけど、後遺症なんかもあって危険なのよ」
雄二　　「せ、先輩！　そんな薬に頼ってたらダメです！」
ささら　「だ、だからそんなの使ってないです……」
貴明　　「……先輩、もし何か悩みがあったら、なんでも言ってください。力になりますから!」
花梨　　「このお守り持ってると、幸せになれるんです!　呪われるけど。先輩にあげます！」
このみ　「わたし、元気が出るお茶をいれてあげます！　抹殺茶って言うんです！」
ささら　「あ、ありがとう……みんな」
シルファ「久寿川先輩も、お友達がたくさん心配してくれるんですね……」
ささら　「そうね……嬉しいとは思うけど……でも、ちょっと恥かしいわね……」

ぴっぴっぴ……

久寿川先輩の成分解析結果 :

久寿川先輩の93%は元気玉で出来ています。
久寿川先輩の5%は電力で出来ています。
久寿川先輩の1%は媚びで出来ています。
久寿川先輩の1%は汗と涙(化合物)で出来ています。

このみ　「あれ？　検査結果変わっちゃったよ？」
シルファ「久寿川先輩、元気になったんですか？」
ささら　「うふふ、そうかもしれないわね」

このみ　「で、次は誰が検査を受けるの？」

　シーン……

タマ姉　「……わたしはもうやったわよ」
イルファ「わたしも、先ほどこの身を捧げさせて頂きました」
貴明　　「その言い方はどうなのさ……」
郁乃　　「ほとんどの人が検査を終えたんじゃないかな」
るーこ　「む……困ったな……データはもう少し欲しいのだが……」
このみ　「うーん、誰か来てくれないかなあ……」
謎の声「誰か？　今、誰か来てくれって、言ったね？　ね？」
ささら「こ、この声は……」
貴明　「来てるのか……あの人が……」
まーりゃん先輩「じゃじゃーん！、真のヒロインは、一番いいところで登場するのだーっ！！」
貴明　　「今まで何処にも居ないと思ったら、そんな所に隠れていたんですか……」
まーりゃん先輩「みんなが困って、絶対絶命のピンチに陥ったところで登場するのがあたしの役目なのだ！」
貴明　　「先輩が登場してしまったこと自体がピンチですよ……」
まーりゃん先輩「なんだとぉ？　検査対象が足りなくて困ってるんじゃないのか？　あたしが珍しく人の役に立つことをしようとしてるんだぞー！」
ささら　「そんなこと、自分で言わないでください……」
まーりゃん先輩「あたしがこんな珍しいことしたら、空からてぽ○んが降ってくるかもな。あっはっは」
由真　　「そんなこと言ってると、ほんとに降ってきそうで笑えないし……」
るーこ　「では、何かが降ってくる前に検査をはじめるぞ」
貴明　　「こんなもの分析して、機械が壊れなきゃいいけど……」
まーりゃん先輩「こんなものとはなんだー！！　脱いだらすごいんだぞーー！！」
貴明　　「はいはい、わかったから。じゃ、検査しますよ」

ぴっぴっぴ……

まーりゃん先輩の成分解析結果 :

まーりゃん先輩の47%は食塩で出来ています。
まーりゃん先輩の17%は鉄の意志で出来ています。
まーりゃん先輩の15%は魔法で出来ています。
まーりゃん先輩の11%は根性で出来ています。
まーりゃん先輩の6%は鉛で出来ています。
まーりゃん先輩の2%は月の光で出来ています。
まーりゃん先輩の1%は時間で出来ています。
まーりゃん先輩の1%は血で出来ています

雄二　　「なんだ、意外と普通だな。半分は『食塩』か」
由真　　「なんでお塩なんだろうね……」
貴明　　「まあ、しょっぱい人なんだよな、一言で言うと」
まーりゃん先輩「言ったなー、生意気だぞ、たかりゃん！　もうHさせてやんないぞ！」
貴明　　「……先輩も一応は女の子なんですから、そういう言葉は未来の旦那さんの為にでもとっておいて下さい」
まーりゃん先輩「あたしにそんな当てはまったく無いぞ！　自慢じゃないが、永遠の１４歳だからな。永遠に結婚できないわけだ。はっはっは」
優季　「そ、それでいいんでしょうか……」
愛佳　「17％が『鉄の意志』、11％は『根性』ですか……　なんだか、すごく頼もしそうな先輩ですね」
ささら　「そうね。頼れる時には本当に頼りになる人なの」
貴明　「まあ、決めた事を最後までやり通す意志は持ってる人なんだよ。それが迷惑な時もあるけどね……」
花梨　　「15％が『魔法』ってことになってるけど、その辺はどう思う？」
ささら　「『魔法』っていうか、時々絶対出来ないようなことをやっちゃうんですよね……」
るーこ　「む……なんだか分析してもよく分からなかったぞ」
貴明　　「まあ、この人を分析して理解しようなんていうのがもともと無茶なんだよな……」
ま―りゃん先輩「あっはっは。どーだ、まいったか」

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